■ミュージシャン 武政健三「TIME COLLECTION」録音エピソード
「TIME COLLECTION」って27年も前なんだよね〜!
なんせ今考えれば凄いのなんのって、当時の録音スタジオの機材はチャンネル数が少なく、たったの4チャンネルしか無かったんだよね! って事はバックの演奏LRに一発録りとボーカル一回、そしてコーラスを入れながらミックスダウンっていう録音方法でした。
したがって、メンバーの一人でもミストーンが出る度に全員が最初からやり直し・・・とにかくキーボード初心者のワタシが一番NGが多くて、一曲の演奏に10数回も間違い続けて取り直しをしたりしましたね〜 。他のメンバーにとっても迷惑をかけちゃいました。
どの曲か定かではないがエンディングのジャーンで鍵盤から指を離す瞬間、座っていたピアノの古いいすが「ギ〜」って音を立ててしまい、「エー加減にせんかい〜!!」ってピックやらスティックが飛んできた記憶があります
だから「泣きのギター!」ではなく「泣きのピアノ」が随所にありますね・・・ 。
ホントに今は切り貼りができるけど、キーボードをはじめたばかりの私には すごく「酷」な録音でしたね 。
だけど今改めて聞いたら、すべてアナログだから音がすごくあったかいね。そしてエレキギターもギブソンの335とフェンダーのツィーンリバーブのセットだから、これまた今は滅多に聞けないメチャあったかい音でんがな
いや〜ほんと懐かしいこと思い出させてくれるレコードですわ。
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